ローカル列車 乗り放題

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全国各地を列車でめぐる乗り鉄の旅

北関東盲腸線紀行(群馬・栃木編)

 今年も早いもので、年の瀬が押し迫ってまいりました。月日が過ぎるのはあっという間です。

 例年のように過去に乗車した際の写真を整理していたら、記事にしていませんでしたが、そういえばここも行ったなあというところが色々と出てまいりました。

 今回は、北関東の盲腸線にスポットを当てて、過去の記録を掘り起こしてみることにいたします。

 

吾妻線大前駅

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 まずは群馬県吾妻線の終着駅、大前駅です。

 吾妻線といってもあまり聞き慣れないかもしれませんが、沿線には草津温泉四万温泉万座温泉などの東京から比較的アクセスしやすい温泉地があって、これらへ列車で出かける際にはお世話になる路線ではないでしょうか。

 

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 そんな吾妻線ですが、さすがに端っこまで行く人はあまり多くはないかもしれません。列車から降りる人々はごくわずかで、そのほとんどがカメラを手にしておりました。おそらくみな鉄道ファンなのでしょう。

 

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 いかにもローカル線で終着駅に来ましたといった感じの鄙びた雰囲気が素敵です。

 駅前に立っているこじんまりとした旅館の前の自販機で缶コーヒーを買って、橋の上から吾妻川を眺めながらひと息つきます。

 このまましばらくぼぉーっとしていたい気分ですが、家に帰れなくなってしまうので折り返しの列車で戻ることにします。

 

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わたらせ渓谷鉄道間藤駅

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  続いては、わたらせ渓谷鉄道です。こちらはトロッコ列車が有名で、特に秋の紅葉が美しいと評判です。

 今回は、夏のある日に突然に思い立って出かけたので、トロッコ列車も何もなく普通列車で終点の間藤駅まで進んでまいります。

 

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 途中の神戸駅は、「こうべ」ではなくて「ごうど」と読みます。この駅には列車の車両を利用したレストラン「清流」があります。

 レストランはまだ開いていない時間でしたが、列車に乗っていると車内販売でお弁当を売っていました。売り子さんが残り2つと言うのにつられて「やまと豚弁当」を購入です。甘辛い醤油味に柔らかい豚が非常によく合うお弁当です。

 

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 終点の間藤駅までやってきました。ここも終着駅らしく静まり返っております。「カモシカの見える駅」と書かれておりましたが、この日は見当たりませんでした。

 地元で土木作業をしているような恰好のおじさんが、「こんなところまで来たのか?ここに来ても何もないよ。観光なら足尾で降りないと。」と親切に教えてくれました。

 確かにそのとおりかもしれませんが、今回の目的は終着駅にたどり着くことなので、これで良かったのです。

 

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烏山線烏山駅

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 次は栃木県の烏山線です。東北本線の宝積寺駅から分岐しており、わずか8駅ばかりが属する短い路線です。

 宝積寺を出発すると順に7駅に到着することに掛けて、それぞれの駅に七福神が割り当てられて沿線を盛り上げようとしています。

    

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 烏山線の特徴といえば、この路線を走っている列車の「ACCUM」です。この列車は蓄電池を動力として非電化区間を走っています。終点の烏山駅では、充電設備においてパンタグラフをあげて蓄電池への充電が行われます。

 

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 なお、現在では引退してしまいましたが、烏山線では2017年3月まで関東地方では最後のキハ40形がしぶとく走っていました。このような古い車両から、「ACCUM」のような近代的な列車へとバトンタッチをしたおもしろい路線です。

 

真岡鉄道茂木駅

  引き続いて、同じく栃木県内の真岡鉄道へと移動します。先ほどの烏山線からそれほど距離が離れておらず、烏山線烏山駅真岡鉄道市塙駅の間はバスで移動することができます。

 

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 真岡鉄道といえばSLが非常に有名で、時間を合わせて行けば終点の茂木駅などの転車台で機関車が方向転換する作業を見ることができるようです。また、春には桜や菜の花の中を走るSLが見られることで人気があります。

 

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 一般車両もなかなか独特な外観をしています。上側は緑色の市松模様に、下側は濃いオレンジ色ですが、ぱっと見た感じはスイカをイメージしてしまうカラーリングです。一度見たら簡単には忘れないようなインパクトがあります。

 

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次回へと続く

 今回ご紹介したのは全て日帰りで行ってきたものなので、なかなか記事にする機会がありませんでしたが、こうやってまとめてみると、北関東もなかなか奥深いと思わせるところがあります。

 次回は、茨城県編をお送りする予定です。

袋田の滝のライトアップへ -水郡線に乗って(3)

 今回は水郡線に乗車して、袋田の滝へと向かいたいと思います。

 前回に乗車した列車の終点である常陸大子駅で乗り換え、水戸行きの列車へと乗車します。袋田の滝の最寄駅である袋田駅は、常陸大子駅のひとつ隣の駅です。

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袋田駅に到着

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 袋田駅に到着しました。袋田の滝へは駅前からバスも出ていますが、本数が結構少ないです。既に時刻は午後4時をまわっており、バスはとっくに終わってしまっているので、やむを得ず歩くこととします。

 

 袋田駅のホームには「ミニ袋田の滝」もありました。使われていないホームに設置されているので、近くで見ることはできないです。

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 駅舎は木造で山小屋風の雰囲気が特徴的です。比較的最近に改装がされたようで、建物の中はきれいです。ベンチやごみ箱が木製で統一されていて一体感があります。

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 照明もこだわっているのか、球体状のものが吊り下げられており、木造の建物の雰囲気に合っています。

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袋田の滝はライトアップがされます

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 袋田駅から袋田の滝までは、徒歩で40分程度はかかります。歩いているうちに、日も沈んでしまい、だんだんと周りは暗くなってきました。

 そんなので滝を見に行って大丈夫なのかと思われるかもしれませんが、心配はご無用です。袋田の滝は期間限定ではありますが、日没後からライトアップを実施しているのです。

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 袋田の滝の駐車場から観瀑台までは、意外と距離があって結構歩かされます。道中には土産屋などもたくさん並んでいます。

 

イルミネーションのトンネルを進みます

 袋田の滝の入口の受付で入場料を支払って、観瀑台まではトンネルを進んでいきます。入場料は大人300円・子ども150円とリーズナブルです。

 トンネル内は無機質な感じかと思いきや、イルミネーションが実施されていて幻想的な雰囲気となっていました。

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 しばらく進むと、ぼんぼりのような照明に真っ赤に照らされている空間へやってきました。複雑な模様がきれいに映し出されて、ここがトンネルの中であるということを忘れそうです。

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 さらに、イルミネーションで照らされたトンネルを進んでいきます。カップル率が高いようであり、何の気なしにぶらっと一人でやって来たおじさんである私は場違いな感じを覚えながら、それでも進みます。

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観瀑台へ到着!

 トンネルを抜けると第1観瀑台へと到着です。ここからは滝を間近で間近で見ることができます。水がドバドバと流れ落ちているというタイプではないですが、とても幅が広くてどっしりとした印象です。

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 袋田の滝には第2観瀑台もあり、なんとエレベーターで上って行くのです。滝を見るのにエレベーターとは驚きです。

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 第2観瀑台は、高い位置から滝の全景を見ることができます。袋田の滝は「四度の滝」とも言われるように、滝の流れが四段に分かれて落ちていることが特徴的です。

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 ライトアップで照らされた滝の流れは、どこか神秘的な雰囲気をたたえているように見えます。

    

ぼちぼち帰りましょう

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 袋田の滝を眺めていると、すっかりと遅い時間になってしまいました。袋田駅に戻るまでの道のりが暗くて、ちょっと怖かったくらいです。駅には誰にもいないだろうと思っていたら、登山帰りの方が大勢いらっしゃって意外とにぎやかでした。

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 暗闇の中から姿をあらわした水郡線の列車に乗って水戸駅へと向かい、今回の水郡線乗り鉄も終了でございます。ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。(終わり)