ローカル列車 乗り放題

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全国各地を列車でめぐる乗り鉄の旅

磐越東線に乗って夏井川渓谷へ

 今回は磐越東線に乗車します。紅葉の季節ということもあり、沿線の見どころである夏井川渓谷へと行ってみたいと思います。

 磐越東線は自然豊かな路線であり、車窓からも景色を楽しんでほしいとのことで、期間限定で速度を落としての運転が実施されることもあります。

 車窓からの眺めを楽しむというのも十分に魅力的ではありますが、今回は少し時間をかけて、夏井川渓谷に近い江田駅で途中下車をしてみることとします。

 

いわき駅を出発

 いわき駅を6時44分発の郡山行きの列車に乗車します。磐越東線では小野新町を発着の列車がかなりあるため、いわきから郡山まで通しで行ける列車はあまり本数が多くありません。いわき発の郡山行きは、午前中には2本しかないので貴重であります。

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 東北のローカル線といえば、おなじみのキハ110系。これまでに何度乗車したことやら分かりませんが、今回もまたお世話になります。

 いわき駅を出発して、稲刈りを終えた後の秋の田を眺めながら進んでいきます。

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 小川郷駅を出てしばらく走ると、列車は山間部へと入っていき、車窓の景色もまた違ったものになってきました。ずいぶんと木々が増えて、少し川の流れも見えてきました。だんだんと渓谷が近づいてきたようです。

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江田駅に到着、下車

 江田駅に到着しました。ここで途中下車します。もちろん無人駅です。次の列車までは2時間ほどありますので、それまでの時間で行って帰って来れる範囲で、夏井川渓谷のほうへと歩いてみたいと思います。

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 駅には、周辺の案内地図の看板が設置されています。背戸峨廊の方面もおもしろそうではありますが、今回は割と軽装で来ていますので、安全に県道沿いに行けそうな「籠場の滝」を目指すこととします。

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 江田駅の階段を下りて振り返ってみると、背後の山に目が行ってしまいます。ここに駅があると言われなければ、見逃してしまうかもしれません。駅のすぐ近くにはキャンプ場があって、なんと無料で使えるようです。

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籠場の滝へ向かいます

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 県道沿いをひたすらと歩いていきます。何度もカーブがある道を上っていくような形となります。本来であれば自動車で来るようなところなのでしょうが、こういうのも列車旅なのだと割り切って歩くことにします。

 道沿いに渓流が流れているので、これを見ながら進んでいきます。11月初旬でありましたが、ふもとのほうはあまり紅葉していません。

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 籠場の滝までの道のりの半分くらいのところに、鳥居と「庚申」と大きく書かれた石が置かれていました。いわゆる庚申塚だと思います。左側の石は「頭観音」と書かれているようですが、上側が欠けており、本来であれば馬頭観音や牛頭観音と書かれていたのかもしれません。

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 県道の待避所のようなところから、籠場の滝が小さく見えます。滝の近くまで行ったあとでわかったことですが、ちょっと離れた場所のほうが全体像が見えるようです。

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 道の脇に出っ張って柵のようなものがありましたが、下をのぞいてみると、勢いよく水が垂直落下して川へと降り注いでいます。この構図はちょっと怖いです。

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やっとのことで到着

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 江田駅から40分以上歩いて、ようやく籠場の滝の案内の看板が見えてきました。県道から奥に入って、滝を比較的近くから見ることができます。

 特に整備がされているわけではなく、単にむき出しの岩場が自然の状態であるだけです。足を滑らせると大変なことになりそうなので慎重に歩きます。 

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 滝それ自体はそれほど大きいものではありませんが、水の流れが折り重なるような岩や木の間を縫うようにしていくのは何だか不思議に感じます。足場はよくないですが、そのぶん間近で渓流を楽しむことができます。

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 本格的な紅葉というにはまだ少し早かったかもしれませんが、よくよく探すと赤く紅葉している木もちらほらあります。渓谷に映えてきれいです。

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列車の車窓からも

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 江田駅に戻って、再び郡山行きの列車に乗車します。江田駅を出ると次の川前駅までの間は夏井川渓谷と並走するように進んでいきます。

 トンネルもいくつかありますが、車窓からも川沿いの景色を垣間見ることができます。

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 このあたりは、春には岩つつじが咲いて、また違った景色が見られるらしいです。季節ごとに移りゆく磐越東線の車窓を眺めに、またやって来たいものです。