もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

天竜浜名湖鉄道で行くマリメッコだらけの列車旅

天竜浜名湖鉄道を走る「スローライフトレイン」(レトロ ドロフィーズ)

 静岡県掛川駅から新所原駅まで、浜名湖の北側を経由して走る天竜浜名湖鉄道では、カラフルな内装のおもしろい列車が運行しております。

 それがこちらのTH3501形で、「スローライフトレイン」(レトロ ドロフィーズ)との名称が付けられています。

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 外装はレトロな見た目をしておりますが、それ以上に目を引くのがカーテンです。フィンランドが発祥のマリメッコの生地を使っており、何ともかわいらしい列車となっています。

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列車の中はマリメッコ一色のすてきな空間

 この「スローライフトレイン」に乗車すると、色とりどりのマリメッコのカーテンに囲まれた空間が広がっています。ヘッドレストマリメッコで統一されています。

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 レトロなディーゼル列車に揺れるマリメッコのカーテンは、ほかの列車とはひと味ちがった雰囲気を演出しています。

 こういう北欧的なテイストは、都会の真ん中を走る列車よりもローカルな路線のほうが似合うのではないでしょうか。

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 この列車はかなり女子受けが良いようで、乗客の女性率は高いように感じました。いま流行りのインスタ映えというのも狙えるかもしれませんね。

 

 「スローライフトレイン」の運転日と時間は、1週間前には天竜浜名湖鉄道のホームページにアップされていますので、乗車の際には事前にチェックしておきましょう。

 

マリメッコの列車だけではなく、マリメッコの駅もある!

 天竜浜名湖鉄道では、マリメッコ一色の列車を走っているだけでなく、マリメッコ一色の駅もあります。

 それがこちらの都田駅です。駅の入り口にはマリメッコの生地の暖簾がかかっております。

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 駅舎の中は、温かみのある照明と、壁面はマリメッコ柄のパッチワークで飾られています。

 無人の木造の駅舎ではありますが、どこを撮っても画になるアーティスティックな駅です。

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 駅にはおしゃれなカフェも併設されており、こちらもマリメッコの内装に凝っているようです。駅のホーム側にはカラフルなストライプの天井に独特な柄をしたテーブルが置かれています。

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 この駅で下車する人も多く、皆さんカメラや携帯を片手に、思い思いに写真を撮っていました。

 先ほどの「スローライフトレイン」でこの駅にやってくれば、まさにマリメッコづくしの旅を楽しむことができます。

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ローカル線らしい車窓の雰囲気も見どころ

 天竜浜名湖鉄道は、東海道新幹線も停車する掛川駅から乗り換えることができますが、沿線ではどこか昔ながらの景色も楽しめます。国の登録有形文化財に登録された伝統的な駅舎も複数あります。

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 「スローライフトレイン」というその名のとおり、都会からは離れた穏やかな時間を、車窓の景色に感じられるのではないかと思います。これもまた列車旅の魅力ではないでしょうか。