もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

肥薩おれんじ鉄道(八代~出水)【2018九州オーシャンビュー(6)】

熊本と鹿児島を結ぶ海沿いの路線

 肥薩おれんじ鉄道は、九州新幹線の新八代~鹿児島中央の開業にともなって、並行在来線である鹿児島本線の八代~川内間の移管を受けて開業した鉄道です。

 その路線は不知火海の沿岸を走る区間が多く、車窓からの景色にも期待ができます。

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 今回は、起点の八代駅から出発して、川内駅まで乗りとおすこととしました。まずは、出水行きの列車に乗車をします。肥薩おれんじ鉄道線自体は電化されていますが、走っているのは気動車です。

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  進行方向右側の車窓から海が見えますので、そちら側の席に座るほうがおすすめです。ボックス席は多くはないので、早めに確保するほうがいいかもしれません。

 

 八代駅を出発して、穏やかな不知火海を眺めながら。

 八代駅を出発して、列車は肥後高田、日奈久温泉と停車していきます。ボックス席の向かいに座っていた熊本からやってきたご夫妻としばらくお話ししていましたが、こちらで降りていかれました。温泉旅行もいいですよね。

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 日奈久温泉駅を出発すると、早くも不知火海が車窓に広がってきます。八代駅から十数分の乗車で海沿いへと出てきました。

 不知火海は内海なので、波がほとんどなくて非常に穏やかです。

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 次の肥後二見駅から上田浦駅の区間も、引き続いて波打ち際を走っていきます。海の向こう側には、天草諸島が見えています。 

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 上田浦駅では列車交換を行います。肥薩おれんじ鉄道はラッピング列車が多いですが、反対列車は基本の塗装でオレンジ・青・緑のラインが入っています。

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 次の、たのうら御立岬公園の手前までは、不知火海の景色を存分に楽しむことができる区間です。まるで波の上を走っているのではないかと思うくらい海が近いです。

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しばらくの間、海とお別れ。

 肥後田浦あたりから、列車は海から次第に離れていって、海の景色とはしばらくのお別れです。

 これまでとは打って変わって、山や畑が中心の車窓が続きます。

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 しばらくは内陸を進み、九州新幹線の停車駅でもある新水俣駅の手前では新幹線の高架と並んで走ります。

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水俣に到着。不知火海の景色ふたたび。

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 肥薩おれんじ鉄道の主要駅のひとつである水俣駅へと到着しました。水俣駅の隣の袋駅を出発して少し進んだところで、熊本県から鹿児島県へと入ります。

 一度はお別れした不知火海の車窓でしたが、袋駅~米ノ津駅の間で、再びその景色を見ることができます。

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 米ノ津駅のあたりは、これまでの不知火海の景色と少し変わって港町らしくなってきます。

 ヤシの木の向こうに見える大きな建物は、飼料を保管しているサイロのようです。

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前編はここまで。次回も引き続いて肥薩おれんじ鉄道の後編です。

 米ノ津駅を出ると、再び内陸へと進んで、今回の列車の終点の出水駅に到着です。

 ここで川内行きの列車へと乗り換えて先へ進みます。

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 次回は肥薩おれんじ鉄道の後編、出水駅~川内駅の乗車の様子をお送りしたいと思います。

(続く)