もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

シーサイドの絶景路線、大村線に乗って佐世保へ【2018九州オーシャンビュー(4)】

大村線に乗車して佐世保へ向かいます。

  前回は長崎本線の旧線(長与経由)を経て、諫早駅までやってきました。

 引き続いて、大村線へと入る竹松行きの列車へ乗車します。 

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 諫早駅を出発すると、間もなくして大村市に入ります。次の若松駅を出発すると、少しの区間だけ海に面した線路を走ります。

 防波堤の向こうに、湾の対岸が見えます。さっき通った長崎本線の旧線は、あの辺りでしょうか。

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 海とはしばしお別れして、内陸を走って、大村駅へ到着です。

 この地にある玖島城跡は、桜や菖蒲の名所としてきれいな花々を楽しむことができるようです。一度見に行ってみたいですね。

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 列車の終点である竹松駅で、後から来る佐世保行きの列車へと乗り換えます。

 先ほどの列車と外観は似ていますが、今度の列車は国鉄車両です。

 竹松駅の近くでは、大村線と並行するようにして九州新幹線(西九州ルート)が建設されつつあります。

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 「シーサイドライナー」に因む車窓の景色を眺めながら列車に揺られて。

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 松原駅を発車すると、ぐっと海岸線が近づき、大村湾のそばを走っていきます。

 海の景色が車窓に広がります。この区間を走る快速列車が「シーサイドライナー」と名付けられるだけのことはあります。

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 千綿駅は、海の目の前に建てられている駅で、ゴールデンウィークのこの日は多くの人でにぎわっていました。

 ここは、かつて18きっぷのポスターに採用されたこともある駅で、木造の駅舎と目の前に広がる海が楽しめるスポットです。

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 千綿駅に停車中は、車窓から外を見ると護岸を隔ててすぐに海です。

 ここまで海に近い駅は数えるほどしかないと思います。

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 続いて、彼杵駅、川棚駅へと停車していきますが、このあたりも海の車窓が続きます。

 少し出っ張った島のようなものが見えてきたりと、飽きもせずに車窓の景色を眺めます。

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 川棚駅を出発してしばらくして、小さな港に船が係留されている様子が見えました。大村湾はどこを見ても穏やかな海ですね。

 次の小串郷駅あたりで長らく続いたシーサイドの車窓もいよいよ終わりを迎えます。

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ハウステンボスを過ぎて、早岐駅から佐世保線へと入ります。

 小串郷駅を出発すると、線路はこれまで長く連れ添った大村湾から離れて進み、南風崎駅へと到着しました。

 これで「はえのさき」と読みます。難読ですね。 

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 次は駅では川にかかる向こうにひと際大きな建物が立っています。

 これが、かの有名なハウステンボスです。連休中ということで、駅もにぎわっていました。

 なお「ハウステンボス」とは、オランダ語で「森の家」という意味なのだとか。   

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 次の早岐駅は、佐世保線と大村線の分岐の駅です。特急列車に乗車すると、この駅で「みどり」と「ハウステンボス」の連結、切り離し作業を行います。

 大村線の早岐駅とハウステンボス駅の間は、特急列車が乗り入れますので1駅区間だけ電化されています。

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 早岐駅からは、佐世保線へと入り、大塔駅、日宇駅を経て終点の佐世保へと至ります。

 2018年春のダイヤ改正の影響で、早岐~佐世保の普通列車はかなり本数が減っています。

 そのため、特例でこの区間は乗車券のみで特急列車の自由席に乗車することができます。

 

ようやく終点の佐世保へ到着。

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 佐世保は軍港の街としても有名ですね。駅を出てすぐのところにある港に、当たり前のような顔して艦艇が停泊しています。

 軍港クルーズもあるようなので、本格的に楽しむこともできそうです。
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  実は佐世保駅は、JR最西端の駅です。最北端の稚内駅などに比べると、端の駅としての推しはそれほどでもない感じです。

 というのも、2本のレールの上を走る鉄道の最西端は松浦鉄道・たびら平戸口駅であり、モノレールも含めるとゆいレール・那覇空港駅が最西端となるので、佐世保駅としては複雑な思いがあるのかもしれません。

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次回は熊本からお送りします

 次回は少し場所が移りますが、今回の連載のテーマの「オーシャンビュー」に合わせて、熊本から三角線の乗車をお送りしたいと思います。

(続く)