もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

秋田内陸縦貫鉄道の雪景色を楽しむ[前編]ー寒い冬だから行きたくなった東北の旅(7)ー

 東北の旅3日目は、秋田から出発です。

この日は、秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線)へ乗車します。

 

秋田駅から奥羽本線に乗車して、鷹ノ巣駅へやって来ました。

雪が当たり前のように降っているし、とにかく寒い。

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秋田内陸縦貫鉄道鷹巣駅は、JRの駅舎の隣にある山小屋風の建物です。

ちょうど吹雪いてきて、なかなか良い雰囲気を出しています。

 

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列車の到着を待っている間、天気はだんだ悪くなって、風雪が強いです。列車がちゃんと走るのか心配がありましたが、運休はしないとのこと。

ホームは風が吹き抜けて寒いので、急いで列車へと乗り込みます。

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秋田内陸縦貫鉄道の列車では、かわいらしい秋田県の子犬がお出迎え。

シートもよく見ると秋田犬の柄がちりばめられていました。

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 車窓の景色は、一面の雪景色。平地に深く積もった雪に、背面の山や木々も雪化粧しています。

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こんなに雪深いのによく列車を走らせられるものだなあと、なんだか感心すらしてしまいます。

そのうえ、秋田内陸線の車内ではwi-fiも使えたり、中国や韓国からの乗客向けの多国語アナウンスがあるなど進んでいるところもあります。

 

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列車は阿仁川の流れに沿うようにして南下していき、車窓からもところどころで、川の流れを眺めることができます。

しかし、走行中の雪が舞い上がって窓に張り付き、視界が遮られることもしばしばです。 

 

沿線の阿仁前田駅では、駅舎の中に日帰り温泉施設がありますので、寒い時期にはこちらで温まっていくというのもおすすめです。

 

この列車の終着である阿仁合駅には、1時間弱の乗車で到着しました。

列車が到着した向かいのホームへ、角館行きの列車が入線してきました。車体の前面にはびっしりと着雪しています。

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今しがた乗ってきた列車は、車庫へと引き揚げていきました。

誰も乗っていない車両にも、どこか冬の旅情を感じます。

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 阿仁合駅では途中下車して、次の急行列車で角館へ向かうこととします。

 

(続く)