もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

【石北本線】北海道一周の乗り鉄旅へ【3日目後編】

北海道3日目です。前回は釧路から釧網本線で網走までやってきました。

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本記事の列車の乗り継ぎ

 (1)網走 1158発→遠軽1506着(石北本線 4660D)

 (2)遠軽 1635発→旭川2004着(石北本線 4620D)

 石北本線を各駅停車で乗り継ぐため、8時間超の列車旅となります。

 

網走から遠軽行きの列車へ

 網走駅からは石北本線に乗ります。まずは遠軽行きの列車に乗車します。

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列車は3両もつないでいましたが、車内はほとんど乗客もおらず閑散としています。正直いって1両もあれば余裕なくらいです。

 

網走湖のほとりを抜け、空港のある街の女満別あたりを進んでいきます。車窓は北海道らしい、広い空と広い大地。やっぱり北海道の鉄道旅は素晴らしいですね。

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オホーツク地方の中心都市である北見が近づいてくると、部活帰りと思われる高校生が続々と乗車してきて車内は一気に賑やかになります。

 

北見駅に3時07分に到着。ここで列車は30分弱ほど停車します。ちょうど駅そばを食べるのにいい具合と思っていたが、駅構内にはそういう店はないようで、ちょっと残念。

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近くのコンビニで適当に食料を補給して、北見駅を13時33分に出発しました。

地元の方と思われる乗客は留辺蘂、西留辺蘂のあたりまでにほとんど降りてしまいました。

 列車は北上して遠軽へと向かいます。ここからは石北線の難所、急勾配の常紋峠に入ります。キハ40のエンジンは苦しそうな音をあげながら、ゆっくりゆっくりと上っていく。

 

遠軽駅に到着

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遠軽には15時06分に到着しました。次の列車まで1時間30分ほどあるので、駅の外をぶらぶらします。駅そばも有名なようで、駅舎に隣接してこじんまりした小屋で営業しています。残念ながらこの日はそばが終わってしまってました。

 

駅からしばらく歩いて、列車から見えた強大な岩のところへ行ってみました。

遠軽を象徴するようなこの岩は、瞰望(がんぼう)岩という奇岩のようであり、下から見上げてもなかなかの迫力があります。瞰望岩は頂上に登ることもできるようです。

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瞰望岩の隣にある遠軽神社にお参りします。それほど大きい神社ではないものの、本殿はなかなか立派な造りをしているように見え、静謐で神秘的な雰囲気があります。

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旭川行きの列車に乗車

遠軽16時35分初の旭川行きの普通列車に乗車します。

遠軽駅は、かつては石北本線と名寄本線が接続していた交通の要衝となっていた場所でした。今では石北本線だけとなってしまいましたが、ここで列車はスイッチバックして進行方向を切り替えます。

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遠軽から上川までの区間は乗り鉄にとってはかなりの難所です。1日に2本しか特急以外の列車は通っていません(うち1本は特別快速きたみ)。

 

列車はどんどんと人里を離れていき、秘境といった感じが増してゆきます。

丸瀬布を出ると、隣は白滝であり、1駅を行くのに30分もかかります。白滝という名が付く駅は、ほかにも下白滝、旧白滝、上白滝があり、秘境駅としてファンがいたようですが、惜しまれることにいずれも平成28年3月に廃駅となってしまいました。

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最後の生き残りとなってしまった白滝駅に到着。 

時刻表を見ると、「白滝1730 上川1831着」と記されている。ほえ?次の駅まで1時間かかる・・・しかし、見間違いではないようです。

 

上川に着くまでに3つほど信号所を経由していきます。列車交換ができるようで、特急大雪とすれ違いました。

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車窓は山の中、林の中といったところであり、同じような景色が続いており進んでいる気がしないです。日が沈んで外も暗くなってきました。

 

いったい何時になれば到着するのかと思えた1駅区間も、定刻通り18時31分に上川に到着しました。ここでは20分ほど停車します。もうすっかり夜になってしまいました。

 上川駅ではちょうどお祭りをやっていたようで、次々と中学生、高校生が乗って来て仲良く話をしていました。

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上川からさらに1時間強乗車して、終着の旭川に20時04分に到着。いやはや、ここまで長すぎた。この日は原野や山林を眺めていた時間が長かったこともあり、久しぶりに都会にやってきたような不思議な気分です。

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さて、次の日の北海道4日目は、日本最北端の稚内を目指して宗谷本線に乗車したいと思います。