もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

秋を探し求めて(1)[上越線・土合駅を訪問]

 今年(2017年)の10月は週末になるたびに台風がやってきたり、いきなり11月下旬並みの寒い日がやってきたりと天候が目まぐるしく変わっていますね。

 暦のうえでは秋のはずだが、秋晴れどころか雨の日が続くばかり。そんなすっきりしない天気にも飽きて、秋を探し求めてふらっと出かけることにしました。

  今回はその道中で、まずは日本一のもぐら駅として知られる土合駅で下車してみます。

 

土合駅へ行きます 

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  まず最初の目的地は、土合駅です。今やすっかり有名となった駅であり、一生に一度は行きたい駅と言われるほどになったのだとか。

 

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 高崎駅を8時24分発の水上行きの列車に乗車し、終点の水上で、続いて長岡行きの列車に乗り換えます。水上からは2駅目、10分程度で土合駅に到着します。

 

地上に出るまでに長い長い階段

 

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 土合駅をすっかり有名にしたのは、この駅の地下深くに掘られている下り線ホームです。

 地上に出るには、延々と続く462段の階段をのぼる必要があり、さらに24段の階段を含む連絡通路をわたり、だいたい10分程度かかるのです。このことから、誰が呼んだか「日本一のモグラ駅」との名がついています。

 

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 スタート地点から見上げても、階段の終わりが見えそうもありません。これをひたすらに上っていきます。

  

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 この日は連休ということもあり、かなり多くの人が来ています。ざっと30人くらいはいそうです。すっかり観光地のようになっていますね。

 

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 階段の途中にはいま何段目にいるか数字が書いてあり、また100段おきくらいにベンチが設置されていると、いろいろと気配りがされています。

 

連絡通路を経て、まだもうちょっと頑張る

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 ホームからの階段を上り切ると、連絡通路へと出ます。久しぶりに日の光を見たような気がします。

 

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 この連絡通路の窓の外を見てみると、澄んだ川の流れと色づいた木々がすごくきれいです。長い階段ばかり目を取られていましたが、外の景色もまたいいですね。 

 

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 連絡通路を出るところで、ようやく、「お疲れさまでした。(階段数462段)」との文字が。やっとゴールなのかと思うのも束の間、これには続きがあって、「改札出口まで後143m  階段2ヶ所で24段です。がんばって下さい」とのことです。

 上げてから落とすみたいな感じですが、何はともあれ、出口までもうちょっとかかるよとのことです。

 

 

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 そんなわけで、連絡通路を進んでさらに階段を上って、やっと出口が見えてきました。

 

出口に到着!

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 階段を終えると、かつての改札口あったと思われるところへと出ます。改札台がずらっと並んでいますが、昔はそんなに賑わっていたのでしょうか。

 

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 かつての改札をくぐって、やっと待合室に到着です。天井が高くて開放的なつくりです。

 

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 外に出ると、とんがり屋根が特徴的な形をしています。背景の山々も紅葉がはじまっており、ひと足はやく秋がやって来ているようです。

 この駅は谷川岳へアクセスすることもできるので、秋の紅葉を見に行くのも良さそうです。

 

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 駅の近くでも、紅葉と川の流れを見ることができます。駅の中は人工的なトンネルや階段、駅の外は自然豊かな風景と、魅力的な駅に感じられました。

 

 さて、次の上越線の下り列車が到着する時間となったので、土合駅に別れを告げ、さらに長岡方面に向かうこととします。(続く)