前回記事で日南線の旅を終え、南宮崎に戻ってきました。
ここからは日豊本線を北上し、今日中に小倉までたどり着くというスケジュールです。
これにて、2泊3日にわたる九州一周の旅もいよいよ終わりをむかえます。
九州一周の鉄道旅3日目の乗り継ぎ
(1)宮崎648発→油津812着[日南線]
(2)油津848発→志布志1003着[日南線]
(3)志布志1134発→南宮崎1410着[日南線]
[ここから下が3日目後編]
(4)南宮崎1428発→宮崎空港1433着[宮崎空港線]
(5)宮崎空港1438発→南延岡1618着[宮崎空港線・日豊本線]
(6)南延岡1643発→佐伯1806着[日豊本線]
(7)佐伯1809発→大分1931着[日豊本線]
(8)大分2019発→小倉2259着[日豊本線]
南宮崎→宮崎空港
延岡方面に向かう前に、南宮崎1428発の宮崎空港行きに乗車です。
飛行機に乗ることは滅多にないので、こうでもしないとなかなか乗りつぶせない。
宮崎空港14時33分に到着。
宮崎空港→南延岡
乗ってきた列車は、折り返し宮崎空港始発の延岡行きになりますので、これでまずは南延岡まで乗ります。
宮崎駅周辺では、さすがに乗客が多く、列車は満席となりました。
筆者の隣の席には、いかにも人のよさそうなおじいさんが乗ってきて、今日は延岡で高校の同窓会があるのだとお話しされていました。
なんというか、九州に来てからフレンドリーな人が多い気がします。
途中で土々呂駅で停車したので、おじいさんにジブリに話を振ってみましたが、いまいち通じなかったようです。
延岡から先には列車の本数が少ないことについても聞いてみましたが、地元の方は延岡から北は乗ることはないようです。
「昔は高千穂に行く列車があったんだがなくなってしまい、今はバスで行くしかない」という話もありました。
おじいさんに別れを告げ、南延岡に16時18分に到着です。
南延岡→佐伯
延岡と佐伯の間は、1日に普通列車が3本しかない、18きっぷ使いにとっては有数の難所となっております。
2日ぶりのキハ220形。どういうことか、最近は気動車を見るとそわそわしてしまう。
同じく列車の脇でそわそわしている同い年くらいの男性がいたので、話しかけてみる。
彼は大阪から四国経由でやってきて、今朝は肥薩線に乗ってきたらしい。
ものの数分で意気投合して、今までどこに行ったとか、宿泊はネットカフェで十分とか、食料の調達は近くのコンビニとかスーパーで済ましているとか盛り上がりました。
この趣味は孤独な闘いなところが多いので、こういうことは、なかなかないです。
列車は南延岡を16時43分に出発しました。
さっき意気投合した彼とは、自然と別々の席に座り、列車が動き出したらお互い思い思いの時間を過ごしました。乗り鉄としては、乗っている時間くらいはあまり邪魔されずに好きなようにしたいと思うこともあるものです。
列車は無事に宗太郎峠を越え、重岡で列車交換のために待ち合わせです。
佐伯駅に1806分に到着して、無事に難所を越えました。
佐伯→大分
佐伯駅では向かいホームに停車している、1809発の中山香行きに乗り換えです。「さえき」ではなくて「さいき」と呼ぶみたいです。
南延岡で出会った彼は大分まで行くようなので、一緒の列車に乗ることとしました。彼は今日、臼杵からフェリーで四国にわたるようですが、大分で時間調整するみたいです。
自分もたいがい似たようなことをやっているはずだが、他人の話として聞くとずいぶん物好きだなあと思います。まあ、そういうのが面白いと感じられるから、ただ列車に揺られるだけのこういう旅も苦にならずに続けられているのかもしれませんが。
大分には19時31分に到着して、南延岡から3時間弱ほど行動を共にした彼と別れました。途中でお菓子くれたりとか、ずいぶんいい人だったなあ。またどこかで会うかもしれません。
大分駅前は思っていた以上にずっと街でした。人通りもけっこう多いです。失礼な話ですが、もっとこじんまりしたものを勝手にイメージしていました。
大分→小倉
そして、最後の列車、大分2019分発の小倉行きに乗車です。
途中の中津あたりでご機嫌な酔っぱらったおじさんたちが乗ってきたり、徐々に列車の中もにぎやかになってきました。
朝から乗っていると、さすがにこの時間にもなれば、うつらうつらしてきます。
なかなかハードなスケジュールではありましたが、小倉に22時59分に到着しました。
こうして、今回の旅も無事に終わりました。
しかし、九州というのは、これまで行った他のところと違った感じもありました。見知らぬ人との触れ合いは、これまでで一番多かったような気がします。
こういうのも旅の楽しみなのでしょうね。