もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

さようなら白鳥(2)

昨日は、新青森発のスーパー白鳥に乗って、はるばる函館までやってきました。

本日は、本州方面へ18きっぷを使って戻ります。

 

出発まで時間があるので、バスで五稜郭まで行ってぶらぶら。

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タワーの上からみれば、全体が見渡せるようですけど、まだ営業時間前でした。

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こんな形をしていることで有名ですよね。上から見ればきれいに見えるんだろうなあ。歩いていても、この形のどこにいるのかはよくわからない。

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真ん中のほうには、箱館奉行所が建っています。中を見学できるようですが、こちらも営業時間前でした。

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さて、函館駅に戻って、鉄道の旅へ出発です。

函館1027発の江差線木古内行きに乗車です。

 

これぞ北海道といった車両ですね。今思えば、このときに初めて乗車しました。

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やはりラストラン目当てなのか、車内は乗り鉄の方々でひしめいておりました。

出発に間に合えばいいかと思って悠々と構えて乗車したら、良い席は既に全部埋まっていました。

 

出発後もゴツいカメラや三脚を担いだ方々が乗ったり下りたりして、車内は若干バタついております。得も言われぬ異様な熱気がただよっており、よくわからない緊迫感と謎の一体感がない交ぜになった道中だったように思います(今となっては慣れてしまいましたが。)。

 

車窓が見づらいいまいちな席で1時間程乗車して木古内に到着。

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北海道新幹線が停車する予定なので、既に駅舎はずいぶんと立派になっていました。

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ここで18きっぷの特例で特急白鳥に乗車し、青函トンネルを抜け、蟹田で下車します。

特急白鳥が入線してきました。

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18きっぷで特急に乗れるっていうのは、なんだか得した気分ですよね。

北海道新幹線が開業したあとは、18きっぷに有料のオプション券を追加して新幹線に乗れるが、まだあんまりピンときていない。

 

青函トンネルを通過するからには、一人酒盛りしてもいいんじゃないでしょうか。

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そうこうしているうちに、車掌さんが検札にきました。18きっぷを見せると、どこで降りますかと質問されたので、ここは確実に「蟹田」と回答してやり過ごしました。

 

青函トンネルを抜けてしばらく、進行方向右側の窓に線路と駅らしきものが見えてきました。まもなく、ここを新幹線が通るんだなあ。

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蟹田に12時53分に到着。ここで1時間30分ほど待って、津軽線三厩を目指すこととします。

駅前に何があるわけでもなく、待ち時間はなかなか厳しい。

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蟹田14時19分発の列車に乗り込み、三厩には15時00分に到着しました。

特急白鳥を降りたときから、乗客の顔ぶれがほとんど変わっていない気がする。考えることは皆同じということか。

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ここまで来たからには、竜飛岬まで行きたいところだが、時間がないので今回はパス。

 

しかし、ずいぶん果てのほうまでやってきたなあ、という感じてしまう。

このような、こじんまりとした駅舎は、最果てという感じにはしっくりと来て好きです。なるべく鄙びているほうが、味があっていい。

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この先に、線路がつながっていないというのは、ここまでやってきたという達成感を感じる。しかし、この先に行くことができないというのは、どことなく寂しげな感じもある。

盲腸線の終着駅というのは、そのような感覚にさせてくれるところがおもしろい。

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感慨にふけっているうちに出発時刻になったので、折り返し青森行きとなった同じ列車に乗り込みます。

今度は、蟹田も通り過ぎて、そのまま青森まで行きます。

 

JR東日本JR北海道の境界となっていた中小国。

JR東日本の三連休乗車券などで、この駅が書かれているのを見かけることもありましたが、最初に見たときには思わず「ちゅうしょうこく」と読んでしまったものです(「大国以外」という意味なのか?など、いろいろな妄想を繰り広げてしまいました。)。

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青森駅には16時53分に到着しました。

この日は南下して、能代に宿泊し、翌日の乗車に備えました。

 

(続く)

 

 

(2016.3.20乗車)

  函 館  1027発

   │ 江差線

  木古内  1131着/1159発

   │ 津軽海峡線 白鳥22号

  蟹 田  1253着/1419発

   │ 津軽線

  三 厩  1500着/1519発

   │ 津軽線

  青 森  1653着/1729発

   │ 奥羽本線

  弘 前  1816着/1953発

   │ 奥羽本線

  東能代  2122着/2134発

   │ 五能線

  能 代  2139着